2020年7月1日

比較的さわやかな日が続いていた６月でしたが、梅雨らしい暑さを感じるようになりました。
今週のプログラムで活躍したのは、かみなりさんです。
だるまちゃんとお友だちが繰り広げる楽しい遊びの世界を描いたシリーズの二作目「だるまちゃんとかみなりちゃん」は、私も子どもの頃から大好きな一冊です。かみなりちゃんの暮らす「かみなりの国」がとにかく魅力的で、そのページを繰り返し繰り返し見ていたのを覚えています。近未来的な乗り物、家電、食卓･･･発売から５０年たった今見ても、最先端の、その先をいっている雰囲気を感じさせるのが、すごいと思います。
そんな中でも、けんけんぱをしていたり、長縄飛びをしていたり･･子どもたちは「やったことある！」と大喜び。「全部につのがある！」とか「赤ちゃんもおるんや！」とか、気づきを次々口にしながら、すみずみ楽しんでくれました。「はのはなしの絵！」との大発見もありました。そう、作者は、前々週に紹介した「はははのはなし」同様、かこさとしさんです。ちなみに、愛媛県歴史文化博物館では、「かこさとし絵本展」を８月末まで開催中で、先日行ってきました。わくわくする複製原画の数々、こどもたちの未来を全力で思い続けたかこさんの足跡、貴重な企画展になっていました。
読みきかせ教室　年中・年長担当
二宮美奈