読みきかせだより(年中・年長)
2025年10月15日
10/8、9、10活動記録より
読みきかせで使わせていただいているかもめのお部屋が、小さなアーティストたちの作品で華やかになってきました。作品展に向けて、子どもたちは芸術の秋満喫中のようです。
絵本「なにができる?」の作者は木彫りアーティスト、その名もキノボリコンノさんです。積み木のような四角い木ひとつから、とんとん、かんかん、しゅっしゅっ・・・できあがったのはなんとゼリー!ぷるんっとした食感まで伝わってきて本物そっくりです!!その後も木片がふたつ、みっつと増えていき、おいしそうな食べ物がどんどんできていきます。どれもが木からできているなんてにわかには信じられない完成度で、「えぇっ木なん!?」と思わずさけぶ人、お帰りの前に近くまでやってきて本を手に取り、ページをめくってもどして確かめる人、「本物見てみたい!」「さわってみたい!」という人もたくさんいて、心がよく動いていることを感じました。完成のページはもちろん、木くずと音でその途中の工程が表されているページがなんとも魅力的、ライブ感たっぷりです。みんなも今いろんなものをつくっている真っ只中ですが、制作途中の試行錯誤があってこそ、完成するものへの愛着や誇りがわくのだろうと思います。頑張ってほしいです。
読みきかせ教室 年中・年長担当 二宮美奈