読みきかせだより(年中・年長)
2025年10月8日
10/1、2、3活動記録より
朝晩のひんやりした空気、日の入りの早さにも、秋を感じるようになりました。今年は暦の関係で中秋の名月が遅く、10月6日。松山ではお祭りの頃になりました。提灯行列で歩く普段は出歩かない夜の道。お月さまが優しく見守ってくれたのではないかと思います。
月刊誌「ちいさなかがくのとも」の10月号「おつきさまとさんぽ」。まず全編月夜をあらわすブルーがとても美しく魅了されます。おはなしの軸になっているのは、私も子どもの頃にとても不思議だった、自分が動くとお月さまも動く、お月さまがどこまでもついてくる!という感覚です。読みきかせの子どもたちももう感じているようでした。「車と一緒にずーっとついてきたんよ!」「止まるとお月さまも止まっとるんよ!」いろいろ教えてくれました。そんな感覚を「お月さまとお散歩する」と考えたら、なるほど、ちょっと見方がかわって、お月さまと友だちになったような、なんだか楽しい気持ちになります。
今週は他にもお月さまにちなんだ絵本や紙芝居をいろいろ用意していましたが、子どもたちはどれも興味津々でした。満月の夜に限らず、ぜひおうちの人と一緒に、空を見上げてほしいです。秋の空は昼も夜もとっても魅力的、いろいろな空想がひろがる気がします。
読みきかせ教室 年中・年長担当 二宮美奈