読みきかせだより(年中・年長)
2025年6月25日
(6/18、19、20活動記録より)
梅雨を通り越したかのような1週間でした。連日の真夏日。子どもたちにこまめに水分補給を促し、お部屋の温度など環境を整え、すっかり夏モードです。
絵本「いけのおと」は、初夏の池のほとりで耳をすまし目をこらしているような気分になれる作品です。子どもたちが大好きな水辺の生物たちが次々登場し、神秘的な姿と音で魅せてくれます。なんでもない池はさながら小さな劇場のよう。ひととおり見たあとは、みんなで音を声に出して楽しみました。年長さんも年中さんも表情豊かないい声がでます。カエルの鳴き声も、水の音も、ひとつじゃないこと、感じていきます。
後半はこの「いけのおと」をモチーフにしたてづくりワークに取り組みました。かえるが飛び込んで、魚がはねて、池にできた波紋(点線で描いた円)を、色鉛筆でなぞっていくというものです。思い切りよくあっという間に仕上げてしまう人、慎重に慎重に線をたどる人、個性がでました。波紋をなぞったあとも、紫陽花やかえるに色をつけたり、絵や文字を自分で描き加えたり、それぞれにバージョンアップさせていました。「こんなに暑くてかえるさん大丈夫かな~」などの声も。想像がひろがっていました。
読みきかせ教室 年中・年長担当 二宮美奈