読みきかせだより(年中・年長)
2025年6月18日
6/11、12、13活動記録より
雨の季節がやってきました。ただ、この時期の風景が私は結構好きなのです。雨に煙る山々、水をたたえた田んぼ、水面にうつる空、紫陽花、ほたる・・・。絵本「おむすびさんちのたうえのひ」は、日本の昔ながらの田植えの風景が描かれています。田植えをするのは、おむずびさんやおいなりさん、のりまきさんたち。「だるまさんが」のかがくいひろしさんならではのユーモアが、楽しく美しく描かれています。途中それぞれが苗を手植えする様子が、「せっせのせ、せっせのせ・・・」とリズミカルは言葉とともに描かれているのですが、自然に子どもたちからも声がではじめ、朗らかな「せっせのせ!」がお部屋いっぱいにひびきました。声を聴いて、声を出して、声のシャワーをたっぷりあびる=こえ浴は、やはり気持ちがいいです。
おむすびにみんなの大好きな具を次々入れていく手遊びでも楽しみました。今の子どもたちでもやはりうめぼしは定番のようです。紙芝居「うめぼしさん」には、梅の実が梅干しになっていく様子が描かれています。おはなしがおわってから「つばがでてきた」と言いにきた子がいました。なるほど、梅干しを想像していると自然につばがでてくる、これも大発見です。
ちなみに、「お米って今高いんよね~」と私が何気なく言うと「しっとる!」「ニュースでみた!」との声も!令和の米騒動は、5才の子どもたちにも意識されていました(笑)。