2024年3月7日

（2/29、3/1活動記録より）

今年もホールのステージいっぱいに華やかなお雛様が並びました。勝愛に春を呼ぶ嬉しい行事です。

紙芝居「おひなさまをクリーニング」は、親切で働き者のきつねのクリーニング屋さん夫婦が主人公。ある日、なんとお雛様ご一行から着物のクリーニングをたのまれることになります。やまねこのおばあさんの力も借りて、ほころびまで繕われた着物は見違えるようにきれいになり、お雛様ご一行は大喜び。お内裏様の台詞は、ゆったり、みやびに、時代の雰囲気が伝わるようにと届けましたが、その言い回しが気に入って、嬉しそうに笑っている人、真似をはじめる人もいました。また絵を見ては、「三人官女や！」「あれが五人囃子！」と教えてくれる人、歌を口ずさみはじめる人など、みんな反応が冴えていました。クラスやホールで教わったこと、製作を通して感じたこと、ひとりひとりの心にちゃんと刻まれているなと思いました。

春と呼ぶにはまだまだ寒い週末でしたが、三寒四温、ひと雨ごとに･･･の言葉通り、その足音は確実に大きくなっています。次回は読みきかせ教室の今年度の締めくくり。お天気も、心も、ぽかぽかで迎えられるといいなと思っています。

読みきかせ教室　年中・年長担当

二宮美奈