2019年5月29日

（5/22、23、24活動記録より）
今週は、５月とは思えないような気温になり、こどもたちも額に汗してやってきました。汗をぬぐう、洗った後の手を拭く・・・ハンカチは、こどもたちにとっても、ごく身近な持ち物のひとつです。今週はそんなハンカチをテーマに構成しました。
絵本は、好奇心旺盛なおさるのタンタンシリーズ。作者のいわむらかずお氏は、ねずみの１４匹家族の生活を描いた、細やかで美しい絵本でおなじみです。タンタンの絵本は、大人数での読みきかせには、サイズが少し小さいのですが、みんなとても集中し、かつ、表情豊かに見えます。ズボンつりで、ハンカチで、それはそれは楽しそうに遊ぶタンタンの姿に、共感しないではいられないのでしょう。こどもたちの反応から、改めて、この小さな本の持つ力を感じます。
続いて、実際にハンカチを取り出し、しばしみんなでいろいろ見立ててみました。ネクタイ、サンドイッチ、バナナにスマホ、様々な発想が飛び出しました。その後は、ハンカチを使った素話。ひとつのおはなしの中で、ハンカチが、おひげ、お山、タケノコ、おにぎり、急須・・と姿を変えていく様子を、こどもたちはマジックを見ているかのごとく前のめり、興味津々で、楽しんでくれました。金曜は、ゲストできていただいたおはよう絵本の片山先生によるハンカチ話「ねことねずみ」を、私もこどもたちと一緒に楽しませていただきました。
読みきかせ教室　年中・年長担当
二宮美奈　大野裕香