2018年7月4日

（6/27、28、29活動記録より）

急に蒸し暑くなりました。プール遊びがはじまったこどもたちが、うらやましいくらいです。

絵本作家のかこさとしさんが、５月に、９２才で亡くなりました。最期まで創作意欲は衰えず、半世紀以上に渡ってこどもたちをワクワクさせ続けた、まさに絵本界のレジェンドです。大型絵本で読んだ「だるまちゃんとかみなりちゃん」。かこさんならではの細やかで優しい絵が、遠くからでもじゅうぶん見ることができ、こどもたちは様々な発見をしてくれました。子どもの頃、私自身が、かこさんの作品と出会った時、何か子ども扱いされていない感じが、嬉しかったのを覚えています。一個の人格として尊重され、敬意をもって向き合ってもらっているということを、こどもは、本能的に感じ取るのだと思います。５０年前に生まれただるまちゃんと、あっという間に仲良くなっているこどもたちの様子をみて、改めて、そんなことを考えました。

読みきかせ教室　年中・年長担当

二宮美奈　大野裕香